日々進歩する体外受精

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世界で初めて体外受精(シャーレ内で受精を行い、受精卵を子宮内に戻す方法)が行われたのは、いまから50年以上も前、1978年のことでした。英国で誕生したその子の名は、ルィーズ・ブラウンちゃん。生殖補助医療の分野において、世紀の大革命でした。ブラウンさんもいまではお母さんです。2006年吃月に自然妊娠にて男児を出産しています。

現在、日本国内だけでも、体外受精によって誕生した赤ちゃんは10万人を軽く超えています。おそらく、日本で生まれている赤ちゃんのうち、55人に1人は体外受精にて授かった命と推測できるでしょう。
生殖補助医療は、まさに日進月歩の勢いで発展しています。技術革新が、わが子の誕生を望むカップルのお役に立ち、たくさんのかけがえのない命が芽生えている事実は、医療 者の1人として非常にうれしいことです。

とはいえ、その背景には、赤ちゃんをなかなか授かれずに心を痛めている女性たちが 年々ふえているという現状があります。医療の力を借りて妊娠することに踏み込めず、人知れず悩んでいる人も少なくないでしょう。
二人目の子供が出来ないと悩んでいる二人目不妊もそんな感じです。

女性が卵巣から卵子を生み出せる期間は、限られています。つらい現実となりますが、卵巣機能には個人差が大きいものの、平均して似歳を過ぎると、妊娠率が下がるといわれています。
現在、WHO(世界保健機関)は「避妊をしていないのに2年以上にわたって妊娠にいたれない状態」を「不妊」と定義しています。日本では、10組に1組のカップルがこの定義に当てはまります 現代の日本において、妊娠に向けて医療の力を借りることも、妊娠を望んでいるのになかなか新しい命に恵まれないのも、どちらも特別なことではありません。妊娠にいたれな い理由は何か、まずは信頼できる医師を探して検査を受けてみるなど、勇気を持って1歩を踏み出すことがが、、妊娠には何よりも大事です。

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