男女産み分けによる染色体と遺伝について

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卵子と精子が合体して受精して受精卵になったとき、受精卵のなかには、その性も含めて、将来の個体の大まかな設計図が入っています。この設計図が染色体で、その半分は母親、あとの半分は父親から受けています。したがって、親には似ていますが、まったく別
の個体として誕生するのです。

ヒト細胞の染色体は四十六個です。四十六個の染色体のうち、四十四個は常染色体といいます。残りの二個が性染色体です。生まれてくる子が男の子か女の子か、その性を決定するのが性染色体です。女性がもつ二個の性染色体はXXです。男性がもつ性染色体はXYです。

子どものもつ性染色体は、当然父親、母親の両親から半分ずつもらったものです。母親(卵子)はXXですから、子に伝える性染色体は、いつもXです。父親(精子)はXYですから、子に伝える性染色体は、XのときとYのときがあります。父親からXをもつ精子をもらえば、母親のXとともにXXで、これは女の子です。父親からYをもらえば、母親のXとともにXYとなりますから、これは、男の子です。

生まれる子が、男か女かの性を決定するのは、父親の性染色体なのです。

このXとYの性染色体は、これからこの本のなかにもたくさん登場します。特に、産み分けの人工授精をするときに、男性のX精子、Y精子が大きな問題です。そして「X精子とY精子の分離」ということもよく出てきます。
あなたが、次の妊娠で女の子が欲しいというのは、「XX」の子が欲しいということです。男の子が欲しいというのは、「XY」の子が欲しいということです。性染色体X、Yは、産み分け法のキーワードなのです。

両親のもついろいろな性質を受け継ぐのが遺伝ですが、もちろん遺伝には好ましいものと好ましくないものがあります。好ましいものの継承は大歓迎ですが、好ましくないものは、やはり継承したくないIつまり、子に出るとあらかじめわかっている好ましくない遺伝病があるとしたら、そういう子はふびんだし、産まないほうがいい。人の親ならだれでもこう考えるでしょう。こんな場合でも、男女の産み分け法は、ある解決方法を提示します

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